ガチ恋勢じゃありません

アイドルオタクの姉妹がアイドルについてただ話すだけのブログ

Hey!Say!JUMP中島裕翔の停滞期が悲しい件

「この若手俳優だれ?」

「えっジャニーズだったんだ!」
「モデルかと思った」
どれもジャニーズ事務所に所属するアイドルグループHey!Say!JUMPのメンバー、中島裕翔に対する世間の声だ。

現在、菅田将暉山崎賢人成田凌中川大志竹内涼真千葉雄大若手俳優は近年稀に見る豊作ぶり。

そんな中で、本業=アイドルの中島裕翔も、彼らと同じように話題の映画やドラマに出演していた。

今頃、ブレイク若手俳優リストの中にいてもおかしくない存在になっていたはずだった。

 

◆「エリート」からの転落

もともと中島裕翔は、ジャニーズ事務所において「エリート」だった。
ジャニーズJr.時代、立ち位置はいつもセンター。
雑誌にもいち早く登場し、Jr.内グループにも選抜されドラマにも出演していた。
先輩のバックにつけば、一番目立つ位置で他のJr.から羨まれる存在だったといっていい。
埋もれる可能性の高いジャニーズJr.の中でも破格の扱いを受けていた。

ところがそんな彼のエリート人生はHey!Say!JUMPとしてデビューした後に崩壊する。
デビューシングル「Ultra Music Power」でセンターを務めた中島は2ndシングル「Dreams come true」でセンターから降ろされる。
その代わりにセンターの座を得たのは山田涼介だった。

 

ジャニーズにおける「センター問題」—


この問題がここまで浮き彫りになったのは、このグループが初めてだったのではないだろうか。
それは、Hey!Say!JUMPが9人体制のグループであったことに大きな因果関係があるだろう。(7枚目のシングル「OVER」までは森本龍太郎も含む10人体制であった)

これだけの人数がいれば誰かがセンターになって歌うという構図を取らざるを得ないし、メンバーも自然とそれを意識する。
そうした構図を取った方がアイドルグループとして美しい気さえしてくる。

実際、現在のHey!Say!JUMPは、9人という人数だからできるステージパフォーマンスをウリにしている。
息の合った美しいフォーメーションダンスは、彼らの代名詞になった。

 

◆アイドルとしては不運だった中島だが…

話をセンター問題に戻そう。
山田が下克上を成し遂げ、中島がセンターから降ろされた当時は、単純に「山田涼介にセンターを奪われた」という事実が本人にもファンにも重くのしかかった。
この時の本人たちの心境は各アイドル雑誌で語られており、ファンの間では「やまゆと氷河期」と言われるほどギクシャクした関係であった。

先述した通り、中島裕翔はJr.内ではエリートで、山田涼介は常に挑戦者の立場だった。
その関係性で保たれていたプライドとバランス。それが一気に崩れてしまったのだ。

山田に人気が出たきっかけは、2006年に出演したドラマ「探偵学園Q」だ。
リュウという役柄は山田にぴったりとハマリ、元々の美少年ぶりがテレビ画面でよく映えた。
出演当時はまだJr.。
このドラマの翌年、期間限定5人組ユニットHey! Say! 7としてCDデビューする。
同年、Hey!Say!JUMPが結成されデビューを果たし、着実に人気を積み上げ完全ブレークを果たした山田が2ndシングルでセンターとなったのだ。

山田は努力のできる人なのだと思う。
グループ内で、ジャニーズ内で、自分がどの立ち位置で何を求められているのか瞬時に察知しパフォーマンスに落とし込める能力。自分を「魅せる」ことに長けているアイドルだ。
もちろん、天性のものもあるだろうが、それ以上に自分が芸能界で生き抜くためにはどうするべきかを考え抜いた結果、身についたものと言えるかもしれない。

一方の中島は、最初から恵まれすぎていたために、自分の果たすべき役割を深く考えるタイミングが遅れてしまったのではないだろうか。
そして、ジャニーズタレントにあまりいない「高身長」な部分が、グループ内での立ち位置を変えてしまった一因であるように思う。
これだけの大人数グループの場合、並んだ時に美しさを感じる配置というものがある。
アイドルとしては不運だったと思うが、ほかの俳優と並んでも遜色ない姿は、俳優として芸能界でのポジションを確立する上ではかなり旨味がある。
手足がスラリと長く、モデルとしても活躍できるスタイルでありながら、どこか昭和的に整った顔。
ほかのジャニーズタレントではあまりいないビジュアルだ。
彼は、ジャニーズ内において、新たな可能性を秘めている。
その証拠に、「半沢直樹」のサラリーマン役でファン以外の視聴者から注目を集めて以来、「ピンクとグレー」では映画初主演を果たし、「デート~恋とはどんなものかしら~」や「母になる」など数々のドラマに出演。

若手俳優界に中島裕翔アリ”と見せつけた。
更に「MEN'S NON-NO」のレギュラーモデルに抜てきされるなど、明らかに他のジャニーズタレントとは違う方向性で活躍の幅を広げている。

こうして新たに俳優、モデルという場で活躍するようになった中島は、
Hey!Say!JUMPにおける自分の立ち位置を上手く消化できるようになった。

今、Hey!Say!JUMPの人気は、デビュー当時からは考えられないほどのものとなっている。
それはコンサートのチケット倍率を見ても明らかだ。
その人気を押し上げるのにひと役買ったのは間違いなく中島裕翔と言えるだろう。

 

◆中島裕翔が絶対出るべきドラマとは

しかし現在、彼の仕事の状況はどうか…

 

2018年5月現在での仕事は嵐の松本潤主演ドラマ「99.9-刑事専門弁護士- SEASONⅡ」にゲスト出演したのみ。

同じ場所に立っていたはずのかつての共演者たちは主演ドラマに映画に音楽活動にと活躍しているにも関わらず、1人だけ完全に停滞期。

中島に俳優仕事をさせないのは宝の持ち腐れでしかない。

日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞を受賞した嵐の二宮和也に続き実力派俳優になれる逸材に違いないのに。

 

わたしたちが個人的に最もやって欲しい仕事はNHK朝の連続テレビ小説のヒロインの相手役だ。

向いてる。向きすぎている。想像できる。むしろ想像しかできない。

 

同じ事務所だと桐山照史くんや西畑大吾くんが出演して世間からの認知度が爆上がり。

事務所NGではないと考えられる。

でも、長期的に拘束されることと、NHKのギャラの安さがストップをかけているのではないかと思う。

 

今や嵐の次に大切にされているHey!Say!JUMPだからこそ、できない仕事になってしまったのかもしれない。(主演じゃないという意味でも)

 

だけど、よくわからない恋愛マンガの実写化や安っぽい青春ドラマに出るよりも、丁寧に作られていると定評のある朝ドラに出た方がよくないですか?

ひとりのヒロインの人生が描かれるドラマだから、若い時からお年寄りになってまで幅広い演技が見られるし。

 

まだ24歳。

彼の朝ドラ出演は何歳になるだろうか。

もしくは一生ないのだろうか。

そんな悪い想像はしたくない。

 

(姉)

 

わたしが好きだったドラマはこれ

 


 

TOKIO山口達也メンバー、女子高生への強制わいせつ容疑…報道から読み解けること

2018年4月25日、午後5時すぎ

妹からの「山口くん やばい」というLINEで知ったTOKIO山口達也の一報。

自宅マンションで女子高生に無理やりキスをして強制わいせつの疑いで書類送検された。

第一報はNHK

相手の女子高生は「Rの法則」の共演者とのこと。

 

まず46歳の男が自宅マンションに共演者の女子高生を呼び出すという…誰が見ても危険な構図。

 

news.livedoor.com

 

サンケイスポーツが伝えるところによると…

・トイレの中から母親に助けを求めた

・母親が駆けつけ救出

・その後、被害届を提出した

・(女の子は2人いたらしい…?)

 

当事者だけでなく母親まで関わっているのに、最初は知らぬ存ぜぬを貫いていたのかと思うと恐ろしいし

コトが起こったのは2月だから、それからの2ヶ月間、

普通の顔をして生放送の「ZIP!」やらその他の収録やらに参加していたのは常軌を逸していると思う。

恐らく今までも何度も同じことをしていて、

女の子側も合意の上で問題にならなかったか/ジャニーズ事務所が解決してきたか、のどちらかなのでは?と勘ぐらずにはいられない。

 

 

ジャニーズ事務所のコメントの幼稚さ
www.sponichi.co.jp

報道関係各位

 

お酒を飲んで、被害者の方のお気持ちを考えずにキスをしてしまいましたことを本当に申し訳なく思っております。被害者の方には誠心誠意謝罪し、和解させていただきました。

 

ジャニーズ事務所

このコメントから読み解けることはひとつ。

「キスしかしていません」と言いたいのだ。

「飲酒し我を忘れキスをした」それ以上でも以下でもない。

 

この幼稚なコメントから「キスぐらいなら許されるだろう」という裏の意図を感じ取らずにはいられない。

そして、謝罪し和解したのだからハイ終わり!

この短い稚拙な文章からは誠意は感じられない。

脱退や引退、解雇を避けるための対応なのか…。

 

  

TOKIO国分太一の「ビビット」コメントの驚き

先述したジャニーズ事務所とは真逆で、TOKIOメンバーの国分太一のコメントは被害者の少女や関係各所を慮ったものだった。

本来なら事務所が行わなければならない役割を果たしていた。

冒頭から目に涙を溜めながらの2分間ほどのコメントは、見ている方も辛すぎた。

 

国分はその後も、報道当時の話やメンバーの心境を語った。

 

www.huffingtonpost.jp

 

報道直前までTOKIOメンバー5人全員がフジテレビで収録をしていたという。

国分 「僕が今回の件を知ったのは、実は昨日、TOKIO5人でフジテレビの番組の収録がありまして、収録が終わったのがだいたい18時半だったんですけれども、それまでは恥ずかしながら全く知りませんでした」

 

「楽屋に帰ってから、ちょっとマネージャーさんたちの動きがおかしいなと思い、山口以外のメンバー4人が同じ場所に入り、衣装から私服に着替えるというときに、何か、ちょっとこういったようなことが、わいせつ行為があったというようなことが報道されていますという、近くにいたマネージャーから聞きました」

 

「その時、メンバー全員も、頭が真っ白で、それ何の話をしているのかまったくわからなく......はい」

 

TOKIOの他のメンバー4人は事実を知らされていなかったのにも驚くし、

コメントから読み解くに現場のマネージャーでさえ事実を知らなかった可能性が高いのではないだろうか。

 

コトが起こってから2ヶ月間もの間、周囲に隠しながら仕事をするなんて、恐怖以外の何者でもない。

ここから分かることは、本来、この話は表に出ないように、知る人ぞ知る一件として内々に処理されようとしていたのではないか、ということ。

 

NHKが報道しなければ、隠蔽されていた可能性が高いと思った。

 

 

◆崩れるイメージ、そして今後は?

大絶賛された離婚会見から1年8ヶ月ほど…。

全て自分の責任とする男らしい潔さが絶賛され「最高の離婚会見」とまで言われていて、あれ以来、山口達也というタレントを評価する声が高まったのは記憶に新しい。

他の仕事で見せる姿も素敵なものが多かったこともあり、それまでの少しヤンチャっぽいサーファーというイメージからタレントとして一段階上のステージにあがったような気がする。

「ZIP!」で見せる真面目で社会派な地に足の着いた姿。

「鉄腕ダッシュ」で腕っぷしの強さやプロ顔負けの知識を披露する今のジャニーズタレントにはない男らしい姿。

そして「Rの法則」での学生たちを温かく見守る父親のような姿。

最近の活動の中で植え付けられたイメージが、この一件で全て崩れ去ったと言ってもいい。

 

過去、未成年との飲酒や性行為が問題になった例として有名なタレントと言えば

極楽とんぼ 山本圭壱

小出恵介

この2人だろう。

 

山本圭壱は契約解除され、小出恵介は無期限活動休止になった。

両名とも示談が成立している。

 

いくら、メディアがジャニーズ事務所に「忖度」しているとはいえ、何らかの処分がなされないことには世論は納得しないだろう。

そして、復帰するとしても、今までのようなイメージでの仕事はし辛く、仕事の幅は制限される。

 

国分太一が「連帯責任」と言っていたように、TOKIOのグループ活動も、縮小せざるを得ず、ジャニーズ事務所としても手放したくないであろう「東京2020オリンピック・パラリンピック フラッグツアー」のスペシャルアンバサダーの大役もどうなるのか…。

 

きょうの14時からの会見で、山口達也が何を語るのかに注目したい。

 

(姉)

元アイドル/オートレーサー 森且行

SMAP 森且行

 

1988年4月にSMAPを結成、

1991年CDデビュー、

1996年6月にオートレーサーになる道を選んだ、森くん。

SMAPは知っている人に比べて、

森且行を“しっかり“知っている人は少ないと思う。

 

 

1994年生まれの私にとって、

SMAPは生まれたときからスターで、

ずっと大好きなアイドルグループ。

 

そして、「森くん」というメンバーが過去にいたこと、

「メンバーカラーは白」だったこと、

「歌がうまかった」こと、

「森くんが料理が上手だったからビストロスマップが始まった」こと、

「スマスマが始まってすぐ、

SMAPからいなくなった」ことを、

私はSMAPを応援する中で知っていった。

 

森くんがSMAPからいなくなった時、

2歳だった私にとっては森くんの情報はSMAPのメンバーや番組から得るものだった。

 

森くんが番組の中で参加していた一般人にハイキックしたことを

木村くんが教えてくれた、SMAPがんばりますっ!!

 

森くんが居なくなった時のことを「すっごく寂しかったです」と

中居くんが話した、プロフェッショナル仕事の流儀。

 

森くんがメンバーに宛てた手紙を書いてくれた、2014年のSMAP 27時間TV。

 

 

応援する中で森くんのことをメンバーが大好きなことがよくわかって、

6人時代・いわゆる6スマをリアルタイムで見ていない私も、

森くんがいつか、いつかビストロスマップに出てくれたらいいなと思っていた。

 

ただ、正直なことを言えば、森くん自体への興味があるというわけではなくて、

調べればすぐわかるような森くんの成績も知らなかったし、

「どんな人なのか」ということも知ることもしなかった。

 

そして、2016年の騒動があった。

 

何となく知っていた森くんの会見。

当時、中居くんが同席したことに反発があったこと、

時間が経ってから事務所からの反対を押し切って中居くんが出たことが

わかったことを知ったのは騒動があったからだった。

 

だから、何っていうわけではないんだけど、

時間が経たないとわからないこともあるし、

その場でファンが読み取れることなんて本当に少ないんだなって思った。

 

 

2017年11月に21年ぶりに稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾と森くんはテレビカメラの前で共演を果たした。

 

伝聞でしか知り得なかった森くんがテレビの中で動いていた。

 

4人とも、嬉しそうだった。とっても嬉しそうだった。

抱きつく慎吾ちゃんと「でかいな」って笑う森くん。

 

私には知らない関係性があった。

森くんってこんな声なんだ、脚が細いな、アイドルから離れてずいぶん経つのにかっこいいな、こんなに笑顔が素敵な人なんだ、こんなにあっけらかんとしている人なんだ、こんなに素直な人なんだ、こんなにSMAPのことが好きなんだ。

 

知らなかった。知らないSMAPがそこにいた。

SMAPは森くんが居なくなってからも、いろんなことがあったし、全ての思い出を共有しているわけじゃないはずだけど、森くんはSMAPだった。 

 

We are SMAPを見に来たり、年末に焼き肉を一緒に食べた森くん。

テレビでSMAPを見ている森くん。

  

「国民的アイドル」の肩書をつけられた5人は、

騒動において気持ちを表現することにとても神経を使っていたように思う。

今でもなお、ファンは事の真相を知らないし、今後も知ることはできないんだろう。

そして、5人には想像もできないような「しがらみ」が今もあると思う。

 

でも、森くんは違っていた。

 

焼肉屋さんで森くんが歌った歌の曲名を言ったら怒られると言った

吾郎ちゃんに対して「俺だったらいいの?」と言った森くん。

 

SMAPの思い出話を、本当に楽しそうにしてくれる森くん。

 

思い出す中に中居くん・木村くんがいるはずなのにそれを言うことができない現実に目をそむけたくなることもあったけど、明るい森くんのおかげで救われた。

 

けらけら笑う森くんと3人。

 

森くんはヘルメットに他のメンバーの5色のラインストーンを使っていたり、星をたくさんつけていたり、トークショーでNAKAMAとして話してくれたりする。

 

上手く言葉にできないけど、森くんの発言は気持ちが良い。

 

「匂わせ」という言葉があるけれど、匂わせなんかじゃなくて、

SMAPが好きだ」という想いをストレートに感じることができる。

  

トークショーのレポを読むたび、森くんが居て良かったって思う。

 

SMAPから離れても、SMAPのことが大好きな人がいて

私もまだまだSMAPのこと好きでいていいんだな、って思えた。

  

サントリー南アルプススパークリングの

#スイッチしよう をテーマにした動画に出ることになった森くん。

 

www.suntory.co.jp

 

mdpr.jp

 

「迷惑を掛けた仲間たちに、「必ず日本一になる」って言って出て来たんです。

仲間たちが頑張ってる姿を見ると、自分も負けられないって思うんです。」

 

元アイドル/オートレーサー 森且行

 

 

森くんがいなくなった当時は、5人もファンも悲しんだと思うし、

全員がどうなる?って不安だっただろうし、

27時間TVのワイドナショーで話した

「解散を考えた回数」の中の1回なんだろうなとも思う。

 

 

森くんがSMAPから居なくなって何年も経って、

私はこのインタビューもかっこいいなって思えるし、

頑張ってほしい、日本一になってほしいと心から思う。

 

でも、こう思えるのは5人がTVや事務所のいろんな、本当にいろんな制約の中で

森くんを消さないでくれたから、ずっと森くんの話をしてくれたから、

森くんを大事にしてくれたから。

 

だから、6人で共演できる未来があるといいなと私は願わずにはいられない。

 

どうか届きますように。

 

(妹)

 

SMAPのベストアルバム。ベストのジャケットが印象的。

 


 

「花より男子」がもたらした嵐の大ブレイク。初回大爆死「花晴れ」King & Princeはどうなるか

あの一世を風靡し、世の中の女の子すべてがハマったといっても過言ではない伝説の恋愛ドラマ「花より男子」。

その10年後を舞台にした新章がドラマになった。

「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」。

 

1989年生まれのわたし、マンガも大好きだったし、もはや「花男」と聞いたら「セーラームーン」と聞いたのと同じぐらいのレベルで興奮するドラマだ。

今回は杉咲花ちゃんとダブル主演でジャニーズ事務所のアイドルグループKing & Princeに所属する平野紫耀くんが出演している。

この子を初めて見たのは「少クラ」でのソロシーン。

KAT-TUNが出なくなってからコンスタントに見なくなっていた少クラを久々に見たらキラキラの平野紫耀

嘘みたいに綺麗でそっこーで誰か調べたら、東京でジャニーズJr.をやるか関西でジャニーズJr.をやるか決断を迫られすぐに活躍できる東京じゃなくて関西を選んだところ、鬼アツじゃない?????ってビックリしたのは記憶に新しい。

歌って踊っている時は正真正銘のキラキラアイドル王子様なのに(キングだけど)、トークバラエティに出てるのを見たら、みやぞんみたいでビックリした。かわいい。

そのギャップも人気の理由のひとつなんですか?担当の人教えて。

 

ここまで書いといてアレなのですが、今回は平野紫耀くんやKing & Princeについて語るつもりはなくて、心ときめいて仕方ない「花より男子」について語りたい。

 

火曜日に放送された「花晴れ」第一話、松本潤(以下、松潤)が10年ぶりに道明寺司として甦った。

Twitterが「道明寺司」で埋め尽くされるほどの女子たちの興奮ぶり。

 

 

花男

このドラマこそまさに、嵐がここまでのアイドルグループになるのに欠かせないドラマだったと思う。

道明寺司をオファーされた当初、ジャニーズ事務所側は「え?花沢類じゃないんですか?」と驚いたという。

結果として、道明寺司というキャラクターは松潤にピッタリどハマり。ハマりにハマり、ドラマは2が製作され、映画にまでなって、牧野つくしを演じる井上真央松潤の2人は女子たちの憧れカップルナンバー1に。(余談だけど破局して悲しい。結婚した2人がこのドラマに華を添えてくれたら超ハッピーだった。。)

花男」は当初、この枠で放送されるはずだった別のドラマがぽしゃったことによって生まれたドラマらしい。当時の情報によるとね。(嘘か本当かは知らない)

 

主演の牧野つくし役の井上真央は、2003年11月まで「キッズ・ウォー」に出演していて、2004年には大学進学のため芸能活動を休止し事務所を移籍している。

そして2005年10月に「花男」に出演。

わたしは「キッズ・ウォー」も大好きだったから、えー!!あの茜が主演なの?でもピッタリ。わかる!と興奮したし、当時ああいう昼ドラに何シーズンも連続で出ていた元子役がこんな風に普通の恋愛ドラマに出演できるものなのか、イメージ固定されてないかな?大丈夫?と訳知り顔で心配したりもした。

でも、この井上真央も役柄ピッタリで…もう奇跡としかいいようがないドラマだと思う。

そんなに期待されていなかったこの実写化が、ここまでのドラマになるなんて、当初は誰も予想してなかった。

そもそも原作のF4は全員、身長約180cmだから(美作あきらだけ179cm)、日本版実写F4はイメージと違う!なんて声もたくさんあった。(台湾版はみんな身長高くてガタイがよくて素敵)

 

だけど、「花男」はあれよあれよという間に人気ドラマになって、(おそらく当時中高生だった皆さんは見てないと教室での会話についていけなかったと思う)

何が起こったかというと、主題歌を歌っている嵐に注目が集まった。

「嵐」…このグループ名を知っていても、メンバーそれぞれの人柄を知る人は熱狂的なファンしかいなかったと思うし、当時は冠番組もほとんどなかった。

けれど主題歌となる新曲を発売するわけで必然的に歌番組に出演する。「花男」で気になりだした嵐を見るためにその歌番組を見ることになる。

まず「wish」がキャッチーないい曲で口ずさみやすくて、カラオケでも歌いやすくて、単純にハッピー感溢れる曲だったことが功を奏した。刷り込みみたいに何度も聞かされれば曲に愛着もわく。

それに、この歌を歌う嵐は可愛い。

ってことで、「花男松潤から派生して、他の嵐の面々がどんな人なのか、女子高生たちがこぞって調べ始めていた。

そこからそれぞれが嵐の中なら誰がいいかという話題でもちきりになった。すごい女子っぽいよね。

F4の中なら誰がいいか、嵐の中なら誰がいいか…そればっかり考えてたんじゃないかな、当時のミーハー女子たちって。

ジャニーズ事務所のアイドルグループって、よくできたもんでメンバーそれぞれ似通ってない。みんなバラバラだから、うまいこと自分好みのアイドルが見つかる。

嵐は当時「仲良し」なことをめちゃくちゃ売りにしてた記憶があるから、男子たちのわちゃわちゃ感も「カワイイ~」ってことだったのかもしれない。

 

花男」が放送された2005年10月から1年とちょっとして2006年1月からは「花男2」が始まり、2008年には映画が公開され「花男」は大成功実写化ドラマとなった。

 

本当に、このあたりから嵐を取り巻く環境は大きく変わっていったと思う。

 

2008年4月にプライムタイムで初の冠番組ひみつの嵐ちゃん!」がスタートし、時を同じくして今でも続いている「VS嵐」もスタートしている。

そしてグループ初の五大ドームツアー、そして国立競技場での初ライブもこの年に開催。

さらに翌年2009年12月31日には紅白歌合戦への初出演を成し遂げている。

(それまではいわゆるジャニーズ枠と呼ばれる枠は「SMAP」と「TOKIO」だけだったんだよねえ…。)

 

そこからの他の追随を許さない快進撃は皆さんもご存知の通りで…。

CDやDVDの売上から…ナントカ大賞から…嵐かAKBかEXILEかって。

嵐は1999年9月結成11月デビューだから、10年くらいかかって大ブレイクを果たしたことに。

奇跡のドラマ「花より男子」がもたらした効果。

すごいね。

 

花男」が成功した理由は、ジャニーズタレントをもりもり出さずいい感じのバランスの役者を揃えられたこと、ストーリーの意味不明な改変をしないで大事なシーンをちゃんと大切に盛り込んでくれたことが大きい。

世の中にはジャニーズってだけでアレルギーを発症する人がいるので。(今はかなりすごいけど、昔もそれなりにいた)

花男」には松潤以外のジャニーズは生田斗真しか出ていないし、生田斗真はもはや役者として認められているからジャニーズアレルギーは発症しない。

 

この「花男」手法を使おうとしたのが同じ枠で放送された「ヤマトナデシコ七変化」だと思ってる。

KAT-TUN亀梨和也が主演なんだけど、メインの男キャラクター4人のうち3人がジャニーズという謎のゴリ押し感。キャスティング下手か!

亀梨以外の2人は手越祐也(NEWS)と内博貴

3人ともそれぞれいいタレントなのに、このジャニーズ揃えましたー!感によって、アレルギー発症させちゃった。

嘘みたいだよね。誰が考えてもちょっとムリっぽい……って思わない?

 

そんなに視聴者バカじゃないよって思う。

KAT-TUNのファンだったから頑張って見てたんだけど、つらすぎて最後まで見られなかった記憶があるもん。

主題歌の「Love yourself 〜君が嫌いな君が好き〜」は結構好きだったんだけど、KAT-TUNはJr.時代の方がいい歌もらってたと思う…これは余談だからその件はまたいつか話したい。

 

ちなみにこのドラマは2010年1月放送。

KAT-TUNデビューは2006年3月。

NEWSのデビューは2003年9月。

 

そしていまは2018年4月。

King & Princeのデビュー予定は2018年5月。

「花晴れ」の初回視聴率は7.4%だったらしくて「大爆死!」「花男の歴史に泥を塗った」なんて言われているけど、このドラマとグループの行方が気になるな~。

 

King & Princeは設定といい、ビジュアルバランスといい、とてもいいグループだと思うから、頑張って欲しいと思っていて、ジャニーズ事務所は安易な売り出し方をするなと言いたいし、このドラマでガンガンに売り出したかったのであれば、周りを固めるキャストにもっと力を入れろよ、とも言いたい。

平野くんを食わないキャストを用意したのかもしれないけど、いやいやこれじゃパンチ弱すぎるだろ…って感じ。

杉咲花ちゃんはかわいいけど。

 

 

ということで、しばらく見守りまーす。

 

(姉)

関ジャニ∞渋谷すばる脱退に思うこと

数日前に渋谷すばる関ジャニ∞を脱退するという情報が駆けめぐってから、eighterの皆さんの気持ちを考えながら今日の日を迎えた。

2018年4月15日、怪我で欠席の安田章大をのぞく関ジャニ∞メンバー6人で開かれた会見では、メンバーそれぞれが自分の言葉で素直な気持ちを話していた、と、思う。

わたしは関ジャニ∞のファンではないので、推測にすぎないけど…。

 

この件を見ていて、やっぱり思い出されるのはKAT-TUN赤西仁の脱退だった。

わたしは結成当時からのKAT-TUNのファンで「6人」でずっと、グループは続いていくものだと思っていた。

ジャニーズJr.時代、圧倒的人気で他のグループなんて誰も寄せ付けないほどの活躍を見せていた6人が、早くデビューできるようにいつだって祈っていたし、テレビ番組に出ると知れば録画をして何回も見た。

赤西仁が好きだったけど、グループとしてのKAT-TUN、その中にいる赤西仁がめちゃくちゃに好きだった。

こんなに1人ひとり自己プロデュースができるグループって他にいないし、好きにならない人は頭がおかしいと思っていて、周りの人に宣伝しまくっていた。

だけど、デビューして1年も経たないうちに赤西仁は突然、語学留学に行ってしまって、その後は皆さんのご存知の通り。

正直、当時の赤西仁は勝手が過ぎて、今回のことと比べようなんて思ってもないので、安心してください。

 

でも、今回のことで当時のことを思い出して、そうするとすごく苦しくなった。

赤西仁がソロとして活動しだして、ソロライブにいったファンは

「仁くんがやりたいことがわかった」

「これなら脱退するのも仕方ないかも」と、口々に言っていて

わたしは理解に苦しんだ。

 

役柄を演じるように、「アイドルグループKAT-TUN赤西仁」と「アーティストの赤西仁」を両立できないの?と勝手な思いを抱いたし、今まで一緒に歩んできた他の5人はどうなるの?ファンの気持ちはどうなるの?だってKAT-TUNデビューしたいってジャニーさんに直談判に行ったんじゃなかったの?と、、エンドレスに答えの出ない疑問がわいてきて気持ちの落とし所がなかった。

過去のいろんな言動を思い返したり、メンバーとの会話、ジャニーズ外の人との会話、いろんなことを思い出して、赤西仁が脱退する決断をしたということを否定しようとしていた。

どこかで、わたしたちファンが何かをしていたら、この未来は訪れなかったのでは?とも思った。

何を間違えたんだろう?と何度も考えた。

でも、結局答えは出なかったし、あの時、いろんな時系列を整理してちゃんと説明がされなかったのだから、いまさら答えなんて出るわけもない。

 

いまは3人になったKAT-TUN亀梨和也上田竜也・中丸雄一

そして、ソロになった

赤西仁

田口淳之介

田中聖

6人それぞれが頑張っている、生きて、表現してくれていること

それだけが救い

いまのKAT-TUNのファンからしたら、自分勝手すぎるかもしれないけれど、いつか、すごく遠い未来でいいからまた、6人が揃うことにならないだろうか、と思ったりもする。本人たちは望んでないかもしれないけど。

6人のKAT-TUNは、わたしの青春だったから、ちょっと思うくらい許してほしい。

 

あともう一つ、今回の件で思うことは

ジャニーズ事務所、まじでヤバイじゃん…ってこと。

すばる脱退でわかったことは、ジャニーズ事務所にいることの旨味が全然ないってことじゃないかと。

関ジャニ∞を脱退するだけでジャニーズ事務所には籍を残す

この選択肢があってもおかしくないし

関ジャニ∞を無期限の休業

でもいいわけで。

 

もちろん、脱退&退所は「すばる個人の中途半端にしたくないという想いが強かった」のだろうと推察されるし、他のメンバーも新しい道に進むすばるを応援しているのでいいんだけど、もしジャニーズ事務所が所属していて色んなことができる事務所でそれがこれまで積み重なってきていたのなら、「脱退&退所」という結末にはなってない可能性もあると思う。

 

…って考えてたら

この前、お笑いコンビ・キングコングの西野さんが書いてたブログを思い出した。

西野亮廣『「業界から干す」とか言ってる奴は、もう終わってる』

人類総アーティスト時代のいま、アーティストが事務所にいることの旨味がどんどん失われていると思う。

がんじがらめに縛って管理する時代は、もう終わりにした方がいい。

ネット社会になってから、色んなことがバレているのだからなおさら。

昔のやり方はもはや通用しない。

 

ジャニーズ事務所のこれからに想いを馳せる。

グループを応援していて、そのうちのメンバーが1人欠ける。解散する。

そのことがどれだけ悲しくて辛くて、前を向くのがファンにとって難しいことか。

自由度高めにしてそれが防げることがあるのなら、もっと柔軟に、と思っちゃうな。。

 

(姉)