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「花より男子」がもたらした嵐の大ブレイク。初回大爆死「花晴れ」King & Princeはどうなるか

あの一世を風靡し、世の中の女の子すべてがハマったといっても過言ではない伝説の恋愛ドラマ「花より男子」。

その10年後を舞台にした新章がドラマになった。

「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」。

 

1989年生まれのわたし、マンガも大好きだったし、もはや「花男」と聞いたら「セーラームーン」と聞いたのと同じぐらいのレベルで興奮するドラマだ。

今回は杉咲花ちゃんとダブル主演でジャニーズ事務所のアイドルグループKing & Princeに所属する平野紫耀くんが出演している。

この子を初めて見たのは「少クラ」でのソロシーン。

KAT-TUNが出なくなってからコンスタントに見なくなっていた少クラを久々に見たらキラキラの平野紫耀

嘘みたいに綺麗でそっこーで誰か調べたら、東京でジャニーズJr.をやるか関西でジャニーズJr.をやるか決断を迫られすぐに活躍できる東京じゃなくて関西を選んだところ、鬼アツじゃない?????ってビックリしたのは記憶に新しい。

歌って踊っている時は正真正銘のキラキラアイドル王子様なのに(キングだけど)、トークバラエティに出てるのを見たら、みやぞんみたいでビックリした。かわいい。

そのギャップも人気の理由のひとつなんですか?担当の人教えて。

 

ここまで書いといてアレなのですが、今回は平野紫耀くんやKing & Princeについて語るつもりはなくて、心ときめいて仕方ない「花より男子」について語りたい。

 

火曜日に放送された「花晴れ」第一話、松本潤(以下、松潤)が10年ぶりに道明寺司として甦った。

Twitterが「道明寺司」で埋め尽くされるほどの女子たちの興奮ぶり。

 

 

花男

このドラマこそまさに、嵐がここまでのアイドルグループになるのに欠かせないドラマだったと思う。

道明寺司をオファーされた当初、ジャニーズ事務所側は「え?花沢類じゃないんですか?」と驚いたという。

結果として、道明寺司というキャラクターは松潤にピッタリどハマり。ハマりにハマり、ドラマは2が製作され、映画にまでなって、牧野つくしを演じる井上真央松潤の2人は女子たちの憧れカップルナンバー1に。(余談だけど破局して悲しい。結婚した2人がこのドラマに華を添えてくれたら超ハッピーだった。。)

花男」は当初、この枠で放送されるはずだった別のドラマがぽしゃったことによって生まれたドラマらしい。当時の情報によるとね。(嘘か本当かは知らない)

 

主演の牧野つくし役の井上真央は、2003年11月まで「キッズ・ウォー」に出演していて、2004年には大学進学のため芸能活動を休止し事務所を移籍している。

そして2005年10月に「花男」に出演。

わたしは「キッズ・ウォー」も大好きだったから、えー!!あの茜が主演なの?でもピッタリ。わかる!と興奮したし、当時ああいう昼ドラに何シーズンも連続で出ていた元子役がこんな風に普通の恋愛ドラマに出演できるものなのか、イメージ固定されてないかな?大丈夫?と訳知り顔で心配したりもした。

でも、この井上真央も役柄ピッタリで…もう奇跡としかいいようがないドラマだと思う。

そんなに期待されていなかったこの実写化が、ここまでのドラマになるなんて、当初は誰も予想してなかった。

そもそも原作のF4は全員、身長約180cmだから(美作あきらだけ179cm)、日本版実写F4はイメージと違う!なんて声もたくさんあった。(台湾版はみんな身長高くてガタイがよくて素敵)

 

だけど、「花男」はあれよあれよという間に人気ドラマになって、(おそらく当時中高生だった皆さんは見てないと教室での会話についていけなかったと思う)

何が起こったかというと、主題歌を歌っている嵐に注目が集まった。

「嵐」…このグループ名を知っていても、メンバーそれぞれの人柄を知る人は熱狂的なファンしかいなかったと思うし、当時は冠番組もほとんどなかった。

けれど主題歌となる新曲を発売するわけで必然的に歌番組に出演する。「花男」で気になりだした嵐を見るためにその歌番組を見ることになる。

まず「wish」がキャッチーないい曲で口ずさみやすくて、カラオケでも歌いやすくて、単純にハッピー感溢れる曲だったことが功を奏した。刷り込みみたいに何度も聞かされれば曲に愛着もわく。

それに、この歌を歌う嵐は可愛い。

ってことで、「花男松潤から派生して、他の嵐の面々がどんな人なのか、女子高生たちがこぞって調べ始めていた。

そこからそれぞれが嵐の中なら誰がいいかという話題でもちきりになった。すごい女子っぽいよね。

F4の中なら誰がいいか、嵐の中なら誰がいいか…そればっかり考えてたんじゃないかな、当時のミーハー女子たちって。

ジャニーズ事務所のアイドルグループって、よくできたもんでメンバーそれぞれ似通ってない。みんなバラバラだから、うまいこと自分好みのアイドルが見つかる。

嵐は当時「仲良し」なことをめちゃくちゃ売りにしてた記憶があるから、男子たちのわちゃわちゃ感も「カワイイ~」ってことだったのかもしれない。

 

花男」が放送された2005年10月から1年とちょっとして2006年1月からは「花男2」が始まり、2008年には映画が公開され「花男」は大成功実写化ドラマとなった。

 

本当に、このあたりから嵐を取り巻く環境は大きく変わっていったと思う。

 

2008年4月にプライムタイムで初の冠番組ひみつの嵐ちゃん!」がスタートし、時を同じくして今でも続いている「VS嵐」もスタートしている。

そしてグループ初の五大ドームツアー、そして国立競技場での初ライブもこの年に開催。

さらに翌年2009年12月31日には紅白歌合戦への初出演を成し遂げている。

(それまではいわゆるジャニーズ枠と呼ばれる枠は「SMAP」と「TOKIO」だけだったんだよねえ…。)

 

そこからの他の追随を許さない快進撃は皆さんもご存知の通りで…。

CDやDVDの売上から…ナントカ大賞から…嵐かAKBかEXILEかって。

嵐は1999年9月結成11月デビューだから、10年くらいかかって大ブレイクを果たしたことに。

奇跡のドラマ「花より男子」がもたらした効果。

すごいね。

 

花男」が成功した理由は、ジャニーズタレントをもりもり出さずいい感じのバランスの役者を揃えられたこと、ストーリーの意味不明な改変をしないで大事なシーンをちゃんと大切に盛り込んでくれたことが大きい。

世の中にはジャニーズってだけでアレルギーを発症する人がいるので。(今はかなりすごいけど、昔もそれなりにいた)

花男」には松潤以外のジャニーズは生田斗真しか出ていないし、生田斗真はもはや役者として認められているからジャニーズアレルギーは発症しない。

 

この「花男」手法を使おうとしたのが同じ枠で放送された「ヤマトナデシコ七変化」だと思ってる。

KAT-TUN亀梨和也が主演なんだけど、メインの男キャラクター4人のうち3人がジャニーズという謎のゴリ押し感。キャスティング下手か!

亀梨以外の2人は手越祐也(NEWS)と内博貴

3人ともそれぞれいいタレントなのに、このジャニーズ揃えましたー!感によって、アレルギー発症させちゃった。

嘘みたいだよね。誰が考えてもちょっとムリっぽい……って思わない?

 

そんなに視聴者バカじゃないよって思う。

KAT-TUNのファンだったから頑張って見てたんだけど、つらすぎて最後まで見られなかった記憶があるもん。

主題歌の「Love yourself 〜君が嫌いな君が好き〜」は結構好きだったんだけど、KAT-TUNはJr.時代の方がいい歌もらってたと思う…これは余談だからその件はまたいつか話したい。

 

ちなみにこのドラマは2010年1月放送。

KAT-TUNデビューは2006年3月。

NEWSのデビューは2003年9月。

 

そしていまは2018年4月。

King & Princeのデビュー予定は2018年5月。

「花晴れ」の初回視聴率は7.4%だったらしくて「大爆死!」「花男の歴史に泥を塗った」なんて言われているけど、このドラマとグループの行方が気になるな~。

 

King & Princeは設定といい、ビジュアルバランスといい、とてもいいグループだと思うから、頑張って欲しいと思っていて、ジャニーズ事務所は安易な売り出し方をするなと言いたいし、このドラマでガンガンに売り出したかったのであれば、周りを固めるキャストにもっと力を入れろよ、とも言いたい。

平野くんを食わないキャストを用意したのかもしれないけど、いやいやこれじゃパンチ弱すぎるだろ…って感じ。

杉咲花ちゃんはかわいいけど。

 

 

ということで、しばらく見守りまーす。

 

(姉)